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小西洋之への威嚇事件 - マスコミと国会は自衛官の思想的背景の調査を
2018-04-20 15:54:00
テーマ: 政治・経済
c0315619_15455340.jpg小西洋之が現職自衛官に「おまえは国民の敵だ」と罵倒された事件、3日ほど経ったが、未だに抗議デモについての情報を目にしない。福田淳一のセクハラ問題については、19日夜に財務省前で市民が集まっている。どちらが重要とか言うつもりはないが、関心の度に大きな差があることが気になる。マスコミも小西洋之の事件についてはほとんど報道しない。セクハラ事件の被害者である女性記者やその上司には名前がネット上に流れているが、小西洋之を脅した30代の統幕3左については名前が漏れていない。ツイッターの検索で事件のその後を追跡しようとすると、右翼による小西洋之への悪罵と自衛官を擁護する書き込みでTLが溢れ、神経衰弱になって読むのをやめてしまう。マスコミはこの統幕3左について調査報道するべきで、どのような人物なのか明らかにするべきだ。特に知りたい問題は、この男の思想的背景で、右翼団体との関係はあるか、右翼運動に参加した経験はあるか、右翼思想への感化や傾倒の事実はないか、正確なジャーナリズムが提供されることを期待したい。本当に恐ろしい事件が起きた。われわれもマスコミも、事件の意味の大きさと深刻さを考え、どう認識すべきか言葉を探すべきだ。

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シリアの「化学兵器」とイラクの「大量破壊兵器」は同じだ - 四つの動機
2018-04-16 17:58:00
テーマ: 政治・経済
c0315619_17523874.jpg東京新聞が、化学兵器はでっちあげだとするシリアの反体制派の主張を記事にしている。いわば内部告発だ。共同通信が匿名で取材した情報で、タイムスタンプは英米仏の軍事攻撃の直前の13日17時33分。非常に興味深い。テレビで何度も被害の映像が流されるところの、7日に東グータ地区で起きた化学兵器使用の疑惑について、シリア政府とロシアは事実無根だと全面否定している。日本のマスコミの論調は、一部を除いてアサド政権の仕業とする見方に傾いていて、しばき隊などもアサド政権の犯行だと頭から決めつけているが、それは公平な認識とは言えない。事件について、米国も英国もアサド政権が行ったと断定しながら、その証拠を未だ示していない。軍事攻撃に踏み切った確証を正しく説明していない。証拠を握っていると口で言いながら、それを明らかにしていない。われわれがまず想起しないといけないのは、15年前のイラク戦争の真実と教訓だろう。開戦の口実として喧伝された「大量破壊兵器」は、英国の情報機関によって捏造されたウソだった。真っ赤なウソを根拠に米軍はバグダッドを空爆し、多国籍軍がイラクに侵攻した。

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無司法状態の日本 - 検察の超不作為、堀田力に騙されて頷く膳場貴子
2018-04-11 17:11:00
テーマ: 政治・経済
c0315619_15561993.jpg3月26日(月)に天木氏と対談したとき、私は、「今週中に佐川逮捕と強制捜査と麻生辞任があるでしょう」と予想を述べた。もう2週間以上前のことになる。佐川宣寿の証人喚問の前日だった。結局、甘すぎた見通しは大外れとなり、政局予想を間違って面目ない格好になっている。今さら弁解を言うのは見苦しいが、佐川喚問の前の週(3/19-3/23)は大阪地検のリークがマスコミ報道に溢れていて、喚問と同時に任意聴取に着手、さらに強制捜査の準備万端とどの新聞も書き、検察の捜査始動が予告されて国民の間で期待が高まっていた。当時を振り返ると、検察は明らかにしびれを切らしていて、延々と先延ばしにされた佐川喚問を我慢して待っている様子に見え、国会での「通過儀礼」が終わるのを待ち構えているように窺われた。ただ、一抹の不安もあり、27日が期末の4日前であるため、検察組織の事務的な都合上、期を跨いだ後に延期する可能性もあり、そうするとまた遅れるかなという懸念が頭に浮かんでいて、さては安倍晋三はそれを狙って喚問をここまで長引かせたかなとも想像していた。

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高畑勲が残した遺訓を考える - サンプルとしての富川悠太と雨宮処凜
2018-04-09 14:49:00
テーマ: 政治・経済
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c0315619_14112741.jpg4月5日に死去した高畑勲が、昨年、このようなことを言っている。「『火垂るの墓』のようなものが戦争を食い止めることはできないだろう。それは、ずっと思っています。戦争というのはどんな形で始まるのか。情に訴えて涙を流させれば、何かの役にたつか。感情というのはすぐに、あっという間に変わってしまう危険性のあるもの。心とか情というのは、人間にとってものすごく大事なものではあるけれども、しかし、平気で変わってしまう。何が支えてくれるかというと、やはり『理性』だと思うんです。戦争がどうやって起こっていくのかについて学ぶことが、結局、それを止めるための大きな力になる」。1年前にこの情報に接したときから、私はこの言葉に深く頷くところがあったが、そのことをあらためて確信させられたのは、高畑勲の死のニュースを報ステで伝えた富川悠太のコメントを聞いたときだった。富川悠太は、子どもの頃に『火垂るの墓』を見て戦争の恐ろしさを知ったと言っていた。この言葉はウソではなく正直な発言だろう。41歳の富川悠太が『火垂るの墓』を劇場で見たのは、30年前の1988年だから11歳のときということになる。

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パキスタンの核と北朝鮮の核 - 北朝鮮非核化は後戻りできない動き
2018-04-06 17:22:00
テーマ: 政治・経済
c0315619_15594346.jpg4月4日の報ステで、北朝鮮の非核化は本物かというミニ特集を放送していた。過去の非核化の3パターンを紹介し、①パキスタン型、②リビア型、③南アフリカ型を説明、その上で、韓国は北朝鮮を南アフリカ型へ持って行くつもりだという韓国政府関係者(匿名)の意向を報じていた。パキスタン型は先に支援を与える方式、リビア型は先に核放棄させる方式、南アフリカ型は支援と核放棄を同時に行う方式、という整理である。①のパキスタン型は失敗例で、結局、国際社会(米国)はパキスタンの核保有を黙認する結果となったので、②か③でなければならず、③が有効で現実的ではないかというのが番組の報道の趣旨だったと思う。パキスタンの場合、パキスタンの方から支援を求めて核放棄を交渉条件にしたわけではなく、逆に南アフリカの場合は、アパルトヘイト策への制裁で音を上げていた南アフリカが、どうしても制裁解除を必要としていたため核放棄を差し出したのだという解説が与えられ、今回の北朝鮮も自ら非核化を言い出した南アフリカ型と同じだから、巧く持って行けるだろうという韓国当局筋の見通しと自信が示されていた。

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