ブログが10周年を迎えた。2004年の9月1日から始めたから、今日で10年になる。無事これ名馬で、細々と続けている。活動を支えてくれた一人一人の皆さまに、あらためて感謝を申し上げたい。10年続いているブログは少ない。きっこのブログは2005年1月から始まっているが、最近はめっきり更新が少なくなり、どうやらTwitterの方に主力を移している。2005年がBlogが流行した年で、ちょうどTwitterにとっての2011年に相当するだろうか。東日本大震災を機に、そしてスマホ普及のハードの事情をベースにSNSが大盛況となったが、この1、2年ほどの様子を見ると、Twitterの勢いがやや頭打ちになった感が否めず、その傾向とパラレルに、再び媒体としてのBlogの効用が見直されつつある印象を受ける。TwitterとBlogと両方が併存する言論環境、メディア環境に着地してきた。新聞、テレビ、Blog(PC)、Twitter(スマホ)と、多重多層のハードとソフトに埋もれる密林型の情報生活を現代人は送っている。それは決して賢く使い分けているわけではなく、資本に押し流されているだけで、個々人のリテラシーやインテリジェンスの向上を意味するものではない。むしろ市民の知性とか判断力については、10年間で著しく低下したと私は確信するけれど、ともかく、あてどなく闇雲に、消費者は情報媒体の環境をあれもこれもと「リッチに」積み重ねている。そうした過剰なビルディング・ブロックの中で、Blogは活躍し貢献する隙間を与えられ、その片隅の一部として、私の活動も生きる余地を与えられている。