韓国で3/20に起きたサイバー攻撃の事件について、関心を持って情報を追いかけている。来るべき日本と中国の戦争は、21世紀らしい本格的なサイバー戦になるだろうという予感があり、しかも、それが国民総動員のものになり、一人一人が日常の中で「歩兵」と化して、「第五の戦場」と呼ばれるサイバー空間に駆り立てられ、各自がPCやスマホを武器に敵を攻撃する作戦に参加しているだろうと、ずっとそういう予想を論じてきた。それが、オーウェルの次の段階の黙示録なのだと、そんなことを言ってきた。そうした危機感や着想があるため、今回の事件も前のめりになって注目をしてしまう。マスコミ報道は、例によってと言うか、丁寧に事件を説明をせず、何が起きたかの取材をせず、韓国の報道を簡略化した手抜き記事を流すか、北の脅威を煽るだけの中身のない薄っぺらな情報になっている。ネットのIT系の情報サイトの中に、まともに見るべきニュース解説があり、事実を客観的に
整理したものや分析や
考察を加えたものがある。今日の朝日の紙面には、この問題を伝える記事が1行もなかった。今、ネットの中で最も話題になっているのは、昨日(3/21)片山昌樹がITProに上げた
記事である。この議論の真偽は別にして、真相を探る独自の見方が示されていて面白い。一つの仮説として説得力のあるものだ。この論考では、韓国の企業ではWindowsサーバーに非正規ライセンスの利用が残っていて、それが問題の原因だと指摘している。