昨日(3/4)、参院予算委の初日の審議をテレビで見ていたら、予想どおり、前原誠司の資金疑惑の問題が質疑で登場した。しかも、週刊誌の報道で浮上した暴力団のフロント企業による献金と収支報告書の虚偽記載とは別に、全く新しい情報として在日外国人献金の一件が飛び出した。「爆弾」の投下と炸裂である。前原誠司は表情が強ばり、カラフルな委員会室はしんと空気が静まり、事の重大性を印象づける時間が暫く流れた。質問者の西田昌司は、なぜか前原誠司を深く追及しようとせず、菅直人に対する罵倒に鉾先を転じて持ち時間を潰し、さらに外国人参政権批判の演説などを無用に始め、視聴者も議場も興醒めする不愉快な展開となったが、今後の政局に決定的な影響を与える一事であることは歴然だった。やや不思議なことに、質疑から3時間後の19:00付のTBSの
ニュースがネットに配信されていて、問題の山科の焼肉店の経営者へのインタビューが放映され、映像の中で本人が献金の事実を認めている。もし、TBSが国会中継で初めて問題を知ったとすると、経営者の特定やアポ取りも含めて、この取材と放送はあまりにタイミングが早すぎる。つまり、TBSは予め情報を知っていて、この映像も国会の質問前に撮った録画なのだ。自民党の西田昌司から事前にリークがあったと考えられるが、或いはTBS側が先に情報を掴み、それを自民党に流した可能性もある。