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海兵隊抑止力論を肯定する小川和久の暴論 - 米国美化の言論姿勢
2010-05-22 23:30:00
テーマ: 政治・経済
普天間の情勢は、一日単位、半日単位で変わる。目まぐるしく攻防の戦局が変わるのは、要するに鳩山由紀夫の腰が定まらず、両側から押されて右往左往しているからだ。米国と官僚とマスコミはさぞかし苛立っているだろう。一日前、5/21の午前中は、辺野古移設が明記された日米共同声明の発表が5/28で決定と報道で既成事実化され、それを政府決定する閣議開催(=社民党の政権追放)が固まっていた。ところが、福島瑞穂が官邸で鳩山由紀夫に詰め寄り、立ち話ながら抗議に及んだ結果、鳩山由紀夫が揺れ始め、夕刻のマスコミ報道では共同声明での辺野古明記が微妙な状態になった。さらに、業を煮やした仲井真弘多が記者会見で辺野古移設の拒否を明言、5/23の鳩山由紀夫の沖縄再訪時に卓袱台をひっくり返すと発言した。夜のテレビ報道では、共同声明を詰めている実務者(官僚)の声として、5/31に合意文書を発表できるかどうか微妙だという弱気な情報にまで変わった。半日で政府側が一気に押し返された。お手柄は福島瑞穂である。ブレずに強気でよく押しまくった。福島瑞穂の強硬姿勢が、小沢一郎と亀井静香の「辺野古移設に対する消極的反対」の姿勢を媒介している。今週の福島瑞穂はよく奮闘した。マスコミは、孤立した少数異端の社民党が政権内でゴネでいるように演出して報道する。だが、実際は違う。5月末に強引に辺野古決着で押し通そうとする米国と官僚と閣僚の側に無理があるのだ。
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