昨日(7/19)の「サンデープロジェクト」に森喜朗が出演したのは予想どおりだったが、出演して話した内容や状況は予想とは全く違った展開になってしまった。おそらく番組のスタッフも、先週の週半ばに森喜朗に出演を依頼したときは、「麻生降ろし」の政争の激化と混乱を裁定する森喜朗の出番を想定しての企画だったのだろう。6月末に麻生首相が選挙に向けて党人事刷新に動いたとき、それを止めたのは森喜朗である。幹事長を舛添要一に替えた方が選挙ははるかに有利に戦える。森喜朗が麻生首相を支えると言うのなら、党人事を思いどおりにやらせて、麻生自民党をベストな態勢にチューンナップして選挙に臨ませたはずだ。それを敢えて阻止したのは、麻生首相に解散をさせず、別の新総裁に切り替える意図があったからだとしか考えられない。麻生首相もその首領の差配と提案(総総分離)を受け入れて解散を断念したものと推測したが、事態は説明不能で理解困難な流れの方に動いている。まさか、解散した後で総裁辞任の奇策を打つのだろうか。現在、自民党のマニフェストは白紙状態で、マニフェストの表紙に麻生首相の顔は印刷されておらず、選挙区からの麻生首相への応援演説依頼は一件も入っていない。8月の遊説日程は全くの空白だと言う。前代未聞で空前絶後。