PARC自由学校の講演を無事に終えることができた。ご協力いただいた関係者の皆様に深く感謝を申し上げたい。4年前のSTK運動(STOP THE KOIZUMI)の経験を中心にお話をさせていだいたが、反省点として、準備はもっと入念に万全を期さないといけないということ、テーマやトピックスは的確に絞って、議論が散漫にならないようにしなくてはいけないことを痛感させられた。構成は十分に企画したつもりだったが、ストーリーの中身が完成されていたかどうかには疑問が残る。後でコーディネーターの大岡淳氏に「書くことと比べて話すことはどうですか」と訊かれた。文章は校正が可能だけれど、講話は口から言葉が出たら取り返せない。シーケンシャルなストリーミングのコンテンツである。基本的なことだけれど、説明する立場で内容に満足できるかどうかではなくて、聞く立場で台本の起承転結に感動できるかという点を意識するべきだった。課題が残る。そして訓練が要る。プレゼンターとしてPowerPointを先に作成して説明の中身を錬る方式ではなくて、参加者が会場に入って出るまでの展開を想定し、どの場面でどう反応し納得し感動してもらうかを設計しないといけない。言うは易しだけれど。