昨夜(3/24)、9時半過ぎから行われた小沢一郎の涙目の続投会見は、NHKでずっと生中継され、多くの国民が質疑応答を含めて一言一句を見守るところとなった。私の率直な印象は、小沢一郎は必死で同情を買うべく泣き落としに来たなというもので、言葉を選んで曖昧な表現にしていたが、自己の「政治とカネ」の疑惑に対しては責任を認めず、代表続投の許しを得ようと努める迂遠で空疎な言い訳に終始していた。本当なら検察批判を堂々と主張したいところだが、それでは世論に逆効果になるので封印し、そうすると続投を正当化する弁理が何も立たず、言うことに窮して泣きの戦略で突破を図るしかなかった。そういう事情が丸見えになっていた。涙目で憐れみを請う小沢一郎の姿は不様で、同情を覚える気分はどこからも生じて来ない。いつまでこの男に付き合わされるのかという不快で倦怠な感情だけがつのる。今後の予想について、新聞の記事に出てないところを指摘しよう。まず、代表続投を支持するどうかの世論調査がマスコミによって即時実施される。その結果は、遅くとも3/27(金)までに各社から発表される。それは千葉県知事選の2日前である。