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競馬サイト「WAKUWAKU競馬道場」(1999年~)の主宰。2002年から笠倉出版「競馬大予言」の「重賞データ1本釣り」を連載中。著書は「重賞を勝つための極意」など。

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阪神カップ レース回顧
2018-01-02 11:18:00
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イスラボニータはスタートを決めて内の7番手につけ、直線で馬群を捌いてメンバー5位の33.9秒で伸び、最後は先に抜け出したダンスディレクターをハナ差交わしてレースを制した。アポロノシンザンが逃げて前半3F33.6秒のハイペースになり、1分19秒5のレコード決着になった。イスラボニータは1枠から内をロスなく回って脚をタメて直線で抜け出す勝ちパターンに持ち込んでラストランVを飾った。昨年の阪神カップは最後に差されて頭差の2着で走破タイムは1分21秒9(稍重)だったが、今年は良馬場で本来の差すレースをしてレコード勝ち。やはり良馬場の方がいいのだろう。レコード勝ちしたようにまだ衰えはないが、フジキセキの後継種牡馬として社台で種牡馬入りする。チーターのような伸縮のある走りをする馬。どんな産駒が出てくるのか楽しみだ。

ダンスディレクターはスタートを決めて4番手につけ、メンバー6位タイの34.2秒で直線で抜け出したが、最後にイスラボニータに差されてハナ差の惜しい2着。昨年の阪神カップでも4番手につけたが、稍重のタフな馬場で伸び切れず0.1秒差の4着。今年は良馬場で時計の出やすい高速馬場が良かったのだろう。シルクロードSを2連覇したようにスプリント戦でもやれる馬。高速馬場、ハイペースで折り合ってパフォーマンスを引き上げた。12~2月は[3-3-0-1]で厳寒期に走るタイプ。次走はシルクロードSで3連覇を目指すことになりそうだ。昨年は57.5キロ。今年は58キロ以上で重ハンデ克服がカギになる。

サングレーザーは後方からメンバー最速タイの33.5秒で追い込んで0.2秒差の3着。最後に大外から鋭く伸びてきたが、ハイペースでもラスト2Fは11.7-11.5秒で尻上がり。レコードで走った上位2頭が強かったともいえるが、結果的に位置取りが後ろ過ぎた。ルメール、Mデムーロ騎手は勝てる位置につけるが、日本人騎手は勝てない位置からのレースになることが非常に多い。特に福永騎手は重賞で2、3着に終わることが多い。ずっと騎乗してきたシュヴァルグランはボウマン騎手に乗り替わってジャパンCを制している。サングレーザーは夏から5戦目になるが、タフな馬で今回も最速上がりを繰り出した。かなり地力強化されている。来年の芝1400m、1600mの重賞戦線で活躍できそうだ。ルメール、Mデムーロ騎手に乗り替わったら頭で狙いたい。

モズアスコットは中団から大外を回って早めに上がって行き、直線で抜け出しかけたが、最後は伸び切れず0.4秒差の4着。ハイペースで中盤から大外を回って上がって行くレースでは直線で止まって当然。勝ったイスラボニータとはコース取りに大きな差があった。Cデムーロ騎手らしかなぬ騎乗。社台のイスラボニータがラストランだけに勝ってはいけないレースだったのではないか。それでも1分19秒9で走って4着に踏ん張ったように能力は高い。来年は芝1200~1600mの重賞戦線で活躍できそうだ。

ビップライブリーは6番手からメンバー12位の34.6秒で伸びて0.5秒差の5着。上位に来た馬には切れ負けしたが、ハイペースで好位につけて大崩れしなかったように力をつけている。パンパンの良馬場でも走れるが、少し渋った馬場の方が他が苦にするぶん有利になる。馬場が渋ったときは要注意。


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