TPPへの交渉参加は、来週
11/2の民主党PT総会で押し切る予定になっている。今が政治戦のヤマ場なのだけれど、本当に不思議なことに反対運動の熱が盛り上がらない。週末、東京で大規模なデモが起きるかと思ったが、何もなかった。農協が中心になって地方で反対集会を開いているが、それは地方の話題にはなってもマスコミの報道にはならない。
宮崎で3500人集まった。
鹿児島で2500人、
佐賀で1100人、
高知で1000人、
鳥取で1100人、
宇都宮で3100人、
盛岡で1000人、
那覇で1100人集まった。どれも画期的なことだ。人口の少ない地方県で、これだけの規模の集会は滅多にないだろう。大きな出来事だ。だが、こんな事実は情報として国民一般には届かないのである。マスコミには取り上げられない。したがって、多くの国民は、TPPに反対する動きは一部の政治家だけがやっていて、選挙での農村票目当てのものだと思ってしまう。兵力は分散させずに集中して投入せよ。兵法の鉄則だ。農協が各県でこれだけ集められるのなら、東京で5万人集会を打つのは容易だろう。その絵を見せればマスコミは取材する。ヘリを上空に飛ばし、テレビで報道する。TPP反対派の強力な意思を示威することができる。TPPで日本の農業が壊滅し、自給率が14%になった頃は、団体としての農協の存在もないのだ。今が正念場ではないか。