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司馬遼太郎の最後の言葉
2010-12-24 23:30:00
テーマ: 政治・経済
司馬遼太郎の最後の対談が載った週刊朝日(96年3/1号)が手元にある。14年前のものだから紙質も傷んで相当に古くなったが、捨てられないまま持っていて、何年に一度か読み返すことがある。田中直毅との住専問題についての対談だ。死の9日前に大阪市内で行われた対談は、「日本人への遺言」と編集部によって題された。そこに、こういう言葉がある。「今日の事態というのは、どう考えたらよいでしょう。私は、太平洋戦争を起こし、負けて降伏したあの事態よりももっと深刻なのではないか(中略)そう考えています」「次の時代なんか、もう来ないという感じが、僕なんかにはあるな。ここまで闇をつくってしまったら、日本列島という地面の上で人は住んでいくでしょうけれど、堅牢な社会を築くという意味では難しい」(P.37-38)。私は、この言葉をずっと反芻して考え続けてきた。最初に持った感想は、いくら何でも太平洋戦争の敗戦と比べれば、そちらの方が深刻かつ重大で、バブルの土地投機の過誤と厄災の方は、それよりずっと軽いだろうというものだった。戦争では、国内で3百万人、海外で1千万人以上の人間を殺している。バブル経済の失敗は、決して人を殺戮したわけではなかった。最近になって、司馬遼太郎の言葉に理解的な解釈を与えられるようになり、そして、同意し共感するようになった。遺言であると同時に至高の予言だったという思いが強い。太平洋戦争の敗戦より深刻な理由、それは次の時代の日本がないからだ。
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