昨日(1/25)、名護市長選の結果が出た翌日だが、官房長官の
平野博文が記者会見で「(普天間移設問題で)政府が選挙結果を斟酌しなければならない理由はない」と暴言、テレビ報道で大きく取り上げられた。この発言は、まさに平野博文の政治家としての無能を曝け出したもので、鳩山由紀夫からも注意を受けたに違いない。頭の中がカラッポで政治センスのない平野博文らしい失態だが、こういう人物を官房長官の要職に据えていること自体が異常で、鳩山由紀夫の政治に対する責任感の欠如を端的に証明している。この男が官房長官で、沖縄基地問題検討委員会の責任者を務めているという人事こそ、鳩山政権が普天間問題について無策で、何も解決策を出す意思がないという内実を露呈している。平野博文は、自分がどういう立場かを理解しておらず、この問題の重要さや深刻さを何も気づいていない。早速、福島瑞穂や新市長の稲嶺進から批判が上がったが、こんな軽薄な男の無神経な失言と陳謝に振り回される沖縄県民や日本国民は全く不幸だ。県外国外移設を掲げて衆院選を戦った民主党が勝利し、普天間問題で揉めに揉めて
三党合意を成立させた鳩山政権にとって、名護市長選の勝敗は最も注目された政治上の重要案件であり、政府が簡単に無視できる民意ではないではないか。平野博文には官房長官は務まらない。平野博文を官房長官から外すか、せめて沖縄基地問題検討委員会の長を別の人間に代えるしかないだろう。寺島実郎を推薦したい。