お言葉ですが。

いろんな事にいろんな角度から書いていくブログです

カウンター席
2016/01/19 05:43:00
テーマ: 地元のおいしいお店
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取引先の銀行が主催する、新年会に参加をしてきた。
米子は、列島を襲った激しい寒波の影響でひどい風とときおり雪のまじった雨がふっていたものの、パーティ会場はたいへんな盛況である。









頭取と、来賓の市長のあいさつがおわり、乾杯。ビールを飲みながら同じテーブルとなった方と名刺交換などしつつ、まあどうってことのない話をする。





とにかく人がいっぱいで身動きも自由にできないほどなのもあり、支店長に会釈をして足早に会場を後にすることに。
タクシーを呼ぼうとロビーに降りると、ちょうど雨と風が収まるタイミングだったのもあり、家とは逆方向へ歩いて、山陰放送の前にある「辰巳子寿司」へ行ってみた。






辰巳子寿司は、大将と女将さん夫婦が二人で切り盛りする、典型的な街場の寿司屋。カウンターと、それから小上がりがあるだけの小さな店だが、いつも店内が清潔に保たれており、
大間産のマグロが時価でエラそうに置かれる敷居の高さがあるわけでなく、かといって寿司屋なのに「若鶏の唐揚げもあります」といった、居酒屋みたいなダサさがない。






要するに快適である。






客は私一人しかいないので、カウンターに腰を掛けて少し遅くなった新年のあいさつなどを交わし、子供の近況などを報告しながら、なんとなくついているテレビを見てすごす。
卯の花を、軽く〆た鯖で巻いたものをつまみに飲み始めて、女将さんに赤鰈を煮付けてもらった。赤鰈は、この時期山陰ではたいへんメジャーな鰈で、肉厚の身が美味い。さらに
卵も美味い。




ぼーっと酒を飲んでいると、ガラガラーっと入口のドアが開いて、お客さんが入ってきた。なんとなしに振り向くと、色白で小柄な女性である。



「予約をしていないんですが、大丈夫ですか?」と話すイントネーションから、地元の人ではないと思った。関西の訛りでもない。東京の方かしら。





あまり若い女性をじろじろ見るのもどうかと思うのと、そもそも一人で飲んでいるときは誰にも邪魔されたくないのもあって、私はそのままボーッとテレビを見ながら酒を飲む。
今はもう新品では売られてはいないのだろうな、というブラウン管の14インチテレビでは、軽井沢に行く道中で起こった悲惨なバス事故のニュースが映されていた。






「熱燗をつけてください」





気がつくと、同じくカウンターに通された彼女が日本酒を頼んでいた。オーダーの仕方に“気負い”がない。「熱燗をつける」という慣用句も、言えるようでなかなか言えるものでは
ない気がする。「日本酒!熱燗で!」くらいが今どきの普通なのではないか。





「なにかつまみを作りますか?」と大将が訊ねると、「いいえ。お寿司が食べたいので。並を、一人前握ってください」と注文されていた。





最近、「日本酒女子」という言葉が流行っているらしく、なんでも○○女子、とやればいいかと思っている節があるが、とうが立ったようなおばさんが、ぐいぐい酒を飲んでクダを
巻いたりする姿を見るのは情けない。








なんだか、正月からたいへん気持ちのいい光景に出会った。もうちょっと件の彼女が気になったけど、ネギトロを細巻きにしてもらったものを一本食べ、女将さんの作った
赤出汁で温まったところでお勘定をしてもらい、帰宅。







今年も、気持ちのいいお店でおいしい料理とお酒を楽しみたい。

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